フランス体験記part8
こんにちわ!久々の更新で若干緊張しておりますが・・・
今回もながーーい事書いていきます!!
この前の地震は皆さん大丈夫でしたでしょうか?私は地震と高い所がとても苦手なのですが、今回はあまりに疲れていたせいか、気づかずに寝てしまっておりました。
自分の鈍感??察知能力のなさに呆然とする梅宮です(気をつけます)
さて、今回はフランス体験記の山場?!「収穫」を書いていこうと思います。まともに読むと眠くなります。
9月の終わり頃から「収穫」が始まりました。
収穫時期は本当に根気のいる、ワイナリーで一番忙しくなる大事な時期です。
特にぶどうの場合は摘んでからすぐに酸化が始まってしまうので、その後の仕込みも同時進行で行わなくてはなりません。
そうなるとどこのワイナリーでも人手不足になりその時期だけのアルバイトを雇ったりします。
新井さんのボワルカでも通常は3人なのですが、この時期は全員で20人くらいはいたと思います。
しかもしかも、その半分はなんと日本人だったのです!!
(フランス語が話せない私にはとてもラッキー!!しかもほぼ女性・・・)

日本からわざわざ手伝いに来た、新井さんと同い歳の加藤さん、大阪で実家がワイナリーの山本さん、フランスからはパリ市内で語学留学している松井さん、その松井さんの知り合いで、パリにある星付きのレストランで働く「シェフ」とシャンパーニュ地方、ランスでパンの勉強をしている古里さん。そして新井さんの側近で、一年間働き、私達の面倒を見てくれた華子さん。
約2週間朝から深夜まで喜怒哀楽を共にした最高の仲間です。
みんな元気にしているのかな??(キャラ濃い方ばかりで・・・)

でも、なぜこんなにも日本人を集めるのか??と疑問に思いませんか?
ただ単に日本人が好きとか、言葉の面とか、使いやすさとかではありません。
新井さんはフランス語はペラペラでしかも日本人を手伝わせるにはいろいろと手続きがあるし、お金もかかります。じゃ~~なぜ??それはワインの為なのです。
人や物を大切にする、愛がある日本人。
同じ志を持った人と一本のワインを作り上げようとしているのです。
収穫は葡萄の木から一房ずつ手に取り、一粒一粒良い葡萄、悪くなった葡萄、貴腐菌がついた葡萄を慎重に選別しなくてはなりません。

それで終わりではなく、積んだ葡萄達を醸造所まで運び、夜中までかけて仕込む。
これがすごく大変。。20kg以上あるケースを車まで運んで積んで、持ってき、降ろし、プレス機に入れ、プレスが終わったぶどう(マール)を取り出して、畑まで運んで土に返す!!
この作業を何回も繰り返すのです。
お陰様で腕だけムキムキです(笑)
この重要な作業を日本人を集め、一つ一つ大切に、思いを込めて慎重に、そして愛を込めたワインを作りたいと願う、命をかける新井さんの強い意志なのでしょう。


いやーーでもこの時期(約1ヶ月)は本当に大変でした。新井さんの畑は8haあります。
そこには新井さんが畑を見て4区画に分けた品種の葡萄達が植えられています。
一列にだいたい20~30強くらいの木があり、その一列を摘みあげるのに30分~45分かかるのですが、その列は壮大な景色に永遠のごとく続いています(はじめは蜃気楼か疲れてるだけだと暗示していた私)。トラクターを使えばものの5分とかかりません。でもそれでは葡萄が傷ついてかわいそう。
何よりボワルカは全て手作業。努力を惜しまない新井さんは自然派ワイン界の偉大な生産者です。
機械には頼りません!!
(車にはメチャクチャ頼ります 笑)
フランス人との楽しい、時折ありえない収穫の思い出もたくさんあるので、次回のブログで書いていこうと思います。
(収穫中、葡萄合戦をするフランス人・・・・ありえません)
そんな収穫ももしかしたら2008年で一度休憩するかもしれないという話を耳にしました。
泣きたくなりました。
とんでもなくショックな出来事が起きたのです。
それは私もフランスで頑張って畑を整え、やさしく手入れをしたピノノワールとシャルドネの赤ちゃん1万本がもう葡萄が実らない状態になったというのです。
ロワールという地方でこの2品種にチャレンジする新井さんの夢が・・・
私もその葡萄達を目の当たりにしているので切なくてしょうがありません。
しかも08年で今までのワインが最後になるかも知れないと思うと居てもたっても居られません。。。
でもこんな時にもあの新井さんはくじけたりしません。
ロワールで再チャレンジ、場所を移して、ブルゴーニュにするか。。ともう次のステップへ駆け出しています。
新井さんのワインは私が思うに、これから先もあり続け、進化していくと思っております。
そんな新井さんは08年のヴィンテージにかなり力を入れてるみたいで、収穫時期には昨年より多い日本人を募るかも知れません。
興味のある方は行って見てもいいのではないでしょうか?
畑からの力と何より、一緒に働くと自分もパワフルにならなきゃと思わされます。
ワイン嫌いな方でも必ず好きになって帰ってくることは間違いありません!!
おっと・・・そろそろ私の大好きな生産者の06年のワインが届く頃ですのでこの辺りでなが~~~いブログを一旦終わらせていただきます。(まだ前編くらいです)
それでは!!
リアルワインガイドの表紙がすごく気になる梅宮健一郎。


